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2004年11月16日

「Go on」

 あまりに今更ですがRAY-KUDRYAVKA熱すぎ(挨拶

 最新作「ixTL」も面白いんですが、個人的には「X」が良いです。弾幕シューティングらいすっき。
 以前に東方妖々夢のレビューにも書いたのですが、僕はコンピュータ上でどうしてもやらなければいけないゲームはシューティングとアクションだと思っていますので、ゲームとしての質、システムの面白さ(それ故に開発が止まってしまったようですけど)を兼ね備えたシューティングにはもうメロメロです。
 そのどちらもある上で、RKは設定がよい。「無人兵器」として造られたイヌ+ヒト生物「RKシリーズ」は、生存権すら認められない少女型生体兵器です。あざといといえばあざといですが箒(外装風防もない!)に跨った軍装の少女が勇壮な音楽と共に空を行く姿は思わず涙腺が熱くなります。
 しかも、というか、設定の大本がそうなんですが、ロシアのライカ犬が設定の元になっているあたりがさらに泣かせてくれます。
 ライカ犬──クドリャフカ(詳細はこちらを参照してください)。大ざっぱな説明をすれば、有人ロケットに先駆け宇宙空間で生物がどのような影響を受けるか調査する為に、最初から死を前提として(地球の生物で恐らく初めて)宇宙に飛び立った犬の名前です。クドリャフカというのはロシア語で「巻き毛(の子)」という意味なのですね。

 この話を前提として、その名前を持った少女が空を行く姿を想像してみてください。
 そしてその時背景に掛かっている音楽はRAY-KUDRYAVKA BGMさんの「Go on - Magnificent DnB Edition」(サイトでDL可能。ogg形式のファイルはWinampなどで視聴可能)ですよ。是非聴いてみてください。

 ……聴きました?
 ……ヤバイですよ、泣きますよ。その上ゲーム上では下の方に通信文とか出てて、何が何でも彼女達は逃げられない、むしろ逃げることなど初めから知らない兵器なのだということが切々と伝わってくるのです。
 敵弾一発で沈む脆弱な「無人兵器」。ただ速く飛び、敵に打撃を与える事だけを求められる犬。
 ……そういえば第二次大戦中には地雷を背負って敵陣に飛び込む訓練をした犬がいたという話を聞いたことがありました。

 こういう種類のどうしようもない切迫感を伝えることは、実は小説というメディアでは結構難しかったりします(書けば書くほど思い知ります。そして逆に出来ないことはないということも思い知ります。困ったことに)。
 魔法少女十字軍の一つのテーマに関わっているので、この感動も糧にして色々伝えられるといいな、と思っていたり(やっとサイトの話題に繋がったよ!)。


web拍手レス

 ……の前に数名の方からお問い合わせがあったので一括した回答を設けておきますね。
・「魔法少女十字軍DX版」の店舗委託販売はあるか?
 ありません。
 単純な話、商売として成り立たないからです(当方も、店舗さんの方も)。
 僕の想定した状態は追記の中に書いておきましたので、気になる方は読んでみてください。
※ちなみに追記の中の話を読めばわかりますが、そんなに部数を刷る気もありません。
 結構なお金がかかりますし。
(14:27追記) 上記で書いている「商売」とは「僕が出す分のお金(印刷費とか売る会場に行くための交通費とか)を取り戻す事が出来るだけのペイバックを得ること」と「店舗側が買い取った本を売ってマイナスを出さない事」だと考えてください。


>15日
>高昂さん
 というわけで委託はないのです。ごめんなさい。
 何か手段はないか考えているのですが、正直なところどのぐらい買われるかわかりませんから明確なアンサーが出せないのが現状です。
>11時
 上記の通り、委託予定はないのです。地方の学生の読者の方とかいるはずですし考えてはみたのですが、正直委託は分が悪いです。
 八握は今回の話の中で唯一「大人」なのでカッコイイのです。大人はカッコイイ。
>16時
 あんな風に責任感のある親父になりたいものですなぁ。ありがとうございます。
>18時
 こっからは……んーと、ハンドスプリングぐらいの回転かな? そんな感じです。
 頑張りますよー。
>中里たん
 ありがとうー。来たらお茶でもしましょう。ホットのレモンティー買って来てー(パシるのかよ)

(11:16追記:)
>16日
>10時
 有り難う御座います。ご期待に添えるものを見せられているかたまに心配になりますが(笑) 頑張りますのでどうぞ見守ってやってください。なにとぞなにとぞ。

リンク関連
 悪童同盟師匠がはてなで日記を始めていらっしゃったのでリンクしました。→ちんたらやってる暇はねぇ!!
 今更のようにGGさんのサイトにリンクしました。→D'sWired

インプット
 劇場版ガンダムを3本とも見ました。面白いんですがこれは見ないと駄目だ。というか書けません。またか。
 ネギま読み直したり。他に言うことがない。

・何故今回の本を店舗委託することが商売にならないか。

 これはカウンタを鑑みれば判るのですが、当サイトのヒット数/日は大体85~100前後です。そのうちブックマークからの閲覧者が43~60といったところです。
 毎日何度も見てくださる方もいるわけですから重複ヒット数もあるはずですし(僕はBM先、リンク先は何度も見ます)、そのうち何割かは「web上の連載(=余分なお金を払う必要がない)だから読んでいる」方でしょうから、本として売った場合に買ってくださる方は……うーん、30人といったところじゃないでしょうか?(多く見積もっていますよ)
 逆に「web媒介だと(視覚的・気分的・その他理由で)読む気にならない」から紙が良いという方もいらっしゃるでしょうから+10名しましょう(これも多く見積もってますよ)。んで上記の計上に含まれているでしょうけれども、身内分として何冊かは取り置くと思いますので+10冊します。
 さらに今後の諸処の活動用に+10冊取り置きます。
 これで60冊です。
 逆に言えば「60冊しか売れる想定が出来ません」。

 創作文芸は同人誌のジャンルとして斜陽の傾向にあります(ここ数年のカタログを持っている方は見比べてみればわかるでしょうけれども、サークル数・スペースが維持・減少することはあれ、増加する傾向はありません)。
 同人ショップで「大手サークル以外の創作同人」が売られているのを見たことがあるでしょうか(この場合大手サークルとは「二次創作を主体とし、純創作(一時創作・創作小説・漫画)はその予科で趣味的に・売り上げを気にせずに出す」サークルを想定しています)。滅多にないと思います。
 それは結局の処、創作が売れないからです。何故なら商業ベースに同人誌で出すよりもっと安く、それなり以上のクオリティで読める創作漫画や小説──現代文学やライトノベルが山ほどあるし、商業出版への関わりがない人はwebという媒介で小説を発表することが出来る(印刷代掛かりませんし)。今では同人誌=「創作物への愛と共感によって結びつく二次創作者とファンのもの」という構造が主流なのかもしれません(これらの発想は最近思い付いたのでちゃんと検証していません。でもライトノベルブランドも数が増えましたし、文学賞は随分と「安く」なりました。同人ショップは二次創作しかおいていないようにも見えますよね)。

 店舗さんにおろせば何かの気まぐれで買ってくださる方はいるかもしれません。同様に即売会で見かけてふと買ってくださる方もいるでしょう。
 けれども明確に「何人の売り上げが見込めるか」を考えた時にそれでは計算にならないわけで。
 即売会初参加サークル(しかも書き手はwebで話題になっているわけでもなければ何処かの有名サークルにいたわけでもなく、商業等で話題になった書き手でもない)が出す同人誌なわけですから、一定以上の売り上げが見込めないということは明白です(何かの間違いで大売れしたりしたらびっくりですが、有り得ないでしょう。そしたら表紙の力ですね)。

 んで書店さんはその本の為にスペースとって、本を買い取るわけです。場合によっちゃ余ります。というかこの場合買う人が極端に少ないはずですから余らざるを得ません。
 そうすると、そのスペースにおけるはずだった他の本がおけません。
 例えばマリみてものであるとか「ハカギロワイアル」であるとか、そういう作品は「売れる勝算があるから棚を作れる」わけです。二次創作は盛り上がり次第で売れるし、続きものならそれなりの固定客がつきますからね。
 でも創作文芸、しかも一発目は勝算がないんです。わからない、でもいいですが。

 TYPE-MOONの奈須きのこさんが何処かのインタビューで「昔『空の境界』を初めて売ったときはコピーで6冊しか売れなかった」と言っていました。僕も似たような状態なわけです(というか努力・経験の量を考えれば僕の方が遙かに後にいるのは当然ご存じと思います)。
 その当時、もし奈須さんが『空の境界』をオフセットで出していたら…… もしそれを店舗委託しようと思ったら。
 店舗は買い取ったでしょうか。
 僕は買い取らないと思います。

 よしんば買い取ったとしましょう。
 店舗側は卸値で買い取りをします。ショップによって計算は違いますが、「会場価格の7割」ぐらいが相場のようです。
 今回の本は原価が約1400円します。ということは原価で買い取って貰うには会場で2000円で売らなければなりません。
 2000円で売ったら儲けはそれなりに出ますが、多分誰も買わないでしょう(よっぽどの物好きか絵に惚れたかですな)。結局僕も商売にならんのです。そして委託分は印刷費が取り戻せるだけで利益は0です。
※ちなみに会場価格1500円で売った場合、営業用の10冊を除いた90冊で利益は約8500円程度となります。
 営業用の10冊に原価が14000円。さらに当日の交通費が約2000円と朝・昼食費、雑費で大体2000円、合わせて4000円ぐらいは使うわけですから、この時点で既に赤字が出ているのです。まぁこれはしょーがないですが。


 まぁ色々と書きましたが、僕の気持ちは「そんなに売れる自信ないよー」です(笑)。
 そして色々な伝聞と状況がそれを裏付けて結論を出している、と。
 そんなわけで店舗委託の線はありません。なにとぞご了承ください。


 なお、上記の論説への意見・反論・罵倒・嘲笑・激しい同意はこの下のコメント欄、及びトップのweb拍手、またメールでも受け付けております。
 何か御座いましたらお気軽に言ってやってくださいませ。

投稿者 PsyKa

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